今年度公演オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」に向けて、4日に及ぶ立ち稽古が行われました。
東京から演出の松本重孝先生、演出助手の池山奈都子先生、テノールの岡本泰寛さんをお迎えしてのお稽古です。
グリエルモ:加来徹 ドラベッラ:辺春容子
フェランド:岡本泰寛 フィオルディリージ:石坂なつき
松本先生にご指導いただいているところ…。
先生は「ここはこうしなさい」とはあまり言われません。
ヒントだけくださるんです。あとは自分で考えるしかないのです。
公演まで1ヶ月を切り、本番を目前として身の引き締まるお稽古となりました。
(いつもだらけているというわけではありませんよ!!^^;)
オペラとは何か?ということを改めて考えさせられた4日間でした。
歌うということ、音楽を作っていくことは大前提。
それにきちんと伝わる演技やら、相手役の人との兼ね合いも考えなければいけなくて、オペラをするにはしなければいけないことがたくさん!!!!…と感じました。
その中のどれも偏ることなく、バランスが大切です。
でもいろいろなことを同時に行うって、日常生活でもそうですが、難しいことなんですよね…
そのたくさんある「しなければいけないこと」のうち、一つずつでも自然にできるようになっていく(がんばらなくてもできるようになる)ことが、音楽を勉強していくということだと思いました。
例えば、演技に集中しすぎて歌が疎かにならないように、歌(音楽)を体にしみこませておく、発声を安定させる練習をする、とか。
オペラです!演劇ではないです!
演劇ではできないことをオペラではできるんです。
それは音楽ですよね
「初心忘るべからず」を胸にがんばっていきたいと思います。
フィオルディリージ:石坂なつき アルフォンソ:久世安俊 ドラベッラ:辺春容子
グリエルモ:加来徹 フェランド:岡本泰寛
ドラベッラ:辺春容子 デスピーナ:林麻耶 フィオルディリージ:石坂なつき